IRの力で企業価値向上に貢献する ジェイ・フェニックス・リサーチ株式会社
昨日、一般社団法人国際物流総合研究所で、中期経営計画のセミナーを開催しました。
キーワードは
共感・信頼・共創
マジックナンバー8%
です。
この4つの要素を考慮していくことが
第四次産業革命で勝ち残るための必須条件であると考えます。
マジックナンバー8%は何の数字か?
極めて単純な数字です。
それは
当期利益÷自己資本
の数字です。
別名 自己資本利益率と呼ばれるものです。
英語名:ROE、Return on Equity
です。
これが平均的に8%以上にならない企業は今後、グローバル競争がますます厳しくなるなかで長期的には競争優位を築くことは、上場企業だろうが、未公開企業だろうが厳しくなっていくと思います。
ROE8%は、上場企業関係者ならばしらないといけない数字です。
なぜならば、これは以下で、上場企業が達成すべき目安として示されているからです。
経済産業省プロジェクト
「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」
座長:伊藤邦雄 一橋大学教授
の「最終報告書」 2014年9月
http://www.meti.go.jp/press/2014/08/20140806002/20140806002-1.pdf
ただ、このレポートを読んでも、なんで8%なのかなかなか納得できない方も多いと思います。納得できないものを達成しようとしても本気になれないのが人間です。
そこでセミナーでは丁寧に分かりやすく、なぜ8%なのか、ファイナンス理論の知識ゼロの方でも納得する内容を説明しました。
出席者は全員未公開企業の方でファイナンス理論など知識はほとんどゼロの方ばかり
でしたが、講義の最後に、ある10名ほどの企業の年商3億円の未公開企業の社長が
8%だけは達成しようと思った。
と言っていただきました。。。。
なお、僕は自己資本という言葉は嫌いです。なぜならば、多くの場合、経営者以外からの出資も募っているからです。より正確には「株主資本」というべきでしょう。
よって、下記のスライドでは
当期利益÷株主資本
と表記します。
また自己資本利益率ではなく
株主資本利益率という言葉が好きです。
まず、皆さん、自分の会社のマジックナンバーを計算してみてください。
8%以下の企業は要注意です。
長期的に繁栄したいのであれば、最低8%以上をクリアしたほうが良いです。
なぜか? その理由を知りたい方は
以下のスライドをお読みください。