IRの力で企業価値向上に貢献する ジェイ・フェニックス・リサーチ株式会社
電力自由化の総仕上げの小売自由化が今年始まって、新電電リーダーのイーレックスの株価動向が気になる。
今年5月に中期経営計画を下方修正して以来さえない株価形成となっているが、下方修正の比率に比べて、株価下落率が高いという印象がある。
中期経営計画の前提は、バイオマス発電の稼働による売り上げ増大なので、計画通り稼働が進めば、中期経営計画の達成確度は高い。
イーレックスは独自の調達ノウハウを築き、安定的にバイオマス発電の原料となるパーム椰子の殻を安定的に調達できるため事業計画通り発電所が稼働すれば中期経営計画通りの業績の達成が視野に入る。
そこで、EVAで中期経営計画を分析して株価推計を行った。結論から言えば、中計が達成できれば、かなり保守的に見ても株価は2,000円近くになってもおかしくないという結論になった。
2,000円となるとPERは30倍以上なので割高に見えるが、バイオマス発電は、発電さえできれば売上高は保証されるようなものなので、それを前提とすると割高ではないと考えらえれる。
つまり達成確度が高いので、仮にであるが、2年後のPERは計画通りになればおそらく10倍以下に低下するだろう。
中計が達成されれば利益は、実績の3倍になる。その確度が高いのあればPER30倍は決して高くない、むしろ割安ともいえる。
詳細な分析、前提は以下のEVAレポートを参照されたい。
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